SNSで見かける「うちの子のカット料金、高すぎ?」について考えてみた
最近SNSで「いつも行ってるペットサロンがまた値上げ…今後どうしようかな」的な投稿をよく見かけます。
物価高なのはもちろんですが、
たとえ値上げしてもサービスに満足していればSNSに意見を投稿する事もないだろうしと、店長は考えを巡らせていたのです。
個人的に1番の原因だと思うのは、
「お客様から見たトリミングの価値と、トリマー業界から見たトリミングの価値のズレ」です。
ここ最近のトリマー業界は、人間の美容業界っぽく発展してきました。
おしゃれな内装にしたり、コンテストでカット技術を競ったり、炭酸泉してみたり…
これらの技術や設備にトリマーは自らの価値を見込んでいますし、
高い技術は施術を複雑にするため単価は高くなります。
しかし「料金を支払うのは、実際に施術を受けている犬ではない」というポイントが、
人間の美容業界とのズレを産んでいるように感じるのです。
サービスを受けた本人以外が料金を支払う例として、私の娘(4歳と3歳の人間)で考えてみましょう。(私はトリマーなので、わんこで考えるとお客さま目線が難しいのです🥹)
我が子を預けるのですから、もちろん技術や人格の確かな美容師さんにお願いしたいなと思います。 ですが娘を表参道のカリスマ美容師にお願いしたり炭酸泉をしてほしいかと言われると、私個人としてはうーん…?といった感じ。
この「カリスマ美容師の最先端カット」や「炭酸泉で頭皮スッキリ」などは、料金を支払う本人がサービスを受けてこそ満足感を100%得られるものです。
仮に3歳の我が子に炭酸泉の感想を聞いても「しゅわしゅわ!」で終わりでしょう。悲しい。
そもそも子供はおしゃれカットしなくても、存在そのものが可愛いですしね。
もちろん愛情をかけて我が子(犬も人も)を美しくするのはとても素敵なことなのですが、
わんこの美容代を支払うママさんパパさんに高い技術料を納得していただくには、
美容師さんにも劣らない説得力ある接客スキルやホスピタリティが必要になります。
この「犬の知識やカット技術以外の社会スキル」がお客様にトリマーの価値を認めていただくための課題のひとつなのでは、と店長は考えています。
じゃあお前はどうなんだ!!とご指摘されるお方も沢山いらっしゃると思いますが、
私には表参道の美容師さんのような輝く才能やトーク力、素敵な顔面はありません(悲しい現実)
私は身体が人より頑丈なのをいいことに「高単価な小型犬専門サロン」のような業態にせず、多様な犬種を担当してモリモリ働いて収入をまかなっているだけです。完全に力技です。
同じ働き方をしていた姉が数年で身体を痛めたことからも推奨できる働き方ではありませんし、楽しくもない筋トレを週4で継続するのもオススメできません。
お客様にご満足いただけるサービスを提供するためにも、いま一度トリマーの価値とこれからを考え直さなければとパソコンの前で難しい顔をしている店長でした💁
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